2026.02.14 Sat
民事裁判のNG行為5選

民事裁判でやってはいけない5つのこと
① 裁判で嘘をつく
事実と違う主張は罪に問われない場合もあるが、裁判では最悪の自滅行為
民事裁判では、「嘘をついた=即犯罪」という関係になるとは限りません。
そのため、軽い気持ちで話を盛ったり、自分に有利なように事実を少し変えて説明してしまう人も少なくありません。
しかし、裁判という場では「その場を乗り切る説明」が通用しにくい構造になっています。
裁判では、主張そのものよりも「話の一貫性」と「証拠との整合性」が非常に重視されます。
例えば、一度でも事実と異なる説明をしてしまうと、その後に正しいことを話していたとしても、「どこまでが本当なのか」という疑問が残り続けます。
裁判は一発勝負ではなく、書面・証拠・発言が積み重なって評価されていきます。そのため、小さな食い違いが、最終的には全体の信用性を大きく下げてしまうことがあります。
特に多いのが、「相手が証拠を持っていないと思った」「細かいことだから問題ないと思った」というケースです。
しかし裁判では、小さな矛盾ほど目立つという特徴があります。
結果として、事実と違う説明は、相手に有利な材料を自分から増やしてしまう行為になりやすいのです。
嘘は連鎖してしまう
② 相手を攻撃して論点をずらす
本質から逃げる行動は“負けパターン”の典型
裁判では、「相手がどういう人か」よりも、「何が起きたのか」が重視されます。
しかし現実には、相手への不満や怒りから、人格や過去の行動を攻撃してしまうケースは珍しくありません。
例えば、
- 「相手は信用できない人だ」
- 「過去にもトラブルを起こしている」
- 「性格に問題がある」
こういった主張は、感情としては自然ですが、裁判では判断材料になりにくいのが実情です。
むしろ、本来説明すべきポイントから話がそれてしまうことで、「本題に答えられていない」という評価につながることもあります。
裁判では、話が広がるほど有利になるとは限らず、むしろ焦点がぼやけるほど不利になる場面も多くあります。
結果として、相手を攻撃する行動は、「反論しているつもりで、実は何も反論できていない」状態を作ってしまうことがあります。
激情型の人は不利になりやすい
➂ 手続きを遅らせる
期日直前の提出や放置は裁判官の心証を悪化させる
裁判では、内容だけでなく「いつ出すか」も重要です。
提出期限ギリギリ、あるいは期限を過ぎてからの提出は、思っている以上に不利に働くことがあります。
裁判は、限られた時間と手続の中で進行します。
そのため、対応が遅れると、
- 準備ができていない
- 状況を整理できていない
- 重要性を理解していない
と受け取られてしまうことがあります。
多くの人は、「出せば内容は見てもらえる」と考えがちですが、実際には提出のタイミングそのものも評価対象になります。
また、手続きを遅らせることで、自分の準備時間を確保できると思っていても、裁判では逆に「不利な状態で進行してしまう」こともあります。
結果として、内容以前に、進め方の段階で評価が決まってしまうケースも珍しくありません。
遅延工作は裁判が不利になりやすい
④ 感情的になる
感情論は通用せず、結果的に自分を不利にする
裁判は、人生の中でも強いストレスがかかる出来事の一つです。
そのため、不満や怒りを強く表現してしまうこと自体は、珍しいことではありません。
しかし裁判では、
- 怒っている
- 納得できない
- 苦しい状況だった
といった感情は、基本的には判断材料にはなりません。
それどころか、感情的な発言が増えると、
- 「冷静に状況を整理できていない」
と受け取られてしまうことがあります。
裁判では、落ち着いて事実を説明できること自体が、信頼性の一部として評価される場面もあります。
そのため、感情が強く出るほど、自分にとって重要な説明が伝わりにくくなってしまうことがあります。
漫画やドラマの見過ぎに注意
➄ 証拠を無視する
証拠に反論できない状態は、事実を認めたと評価されやすい
民事裁判では、証拠が中心になります。
そのため、相手が証拠を出してきた場合、それに対して何も説明しない状態は非常に不利になります。
よくあるのが、
- 「そんなつもりではなかった」
- 「納得できない」
- 「記憶にない」
といった感覚的な反応だけで終わってしまうケースです。
しかし裁判では、証拠に対しては
- 具体的な説明
- 別の証拠の提示
- 矛盾点の指摘
といった形で向き合う必要があります。
証拠に対して何も対応しない状態は、「争わない」「認めている」と評価される可能性もあります。
裁判では、沈黙は中立ではなく、意味を持って受け取られることがあるのです。
裁判は証拠で決まる制度
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